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主に自宅の庭の花や風景写真に俳句を添えて掲載しています。


by 笹嶺霧子
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葛の花の向こう


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 いまごろ自宅のある町の周辺の山合いにはさぞかし秋の自然が溢れているだろうと思いながら句誌を読んでいたらこんな歌と句を挙げたエッセイがあった。

金色のちひさき鳥のかたちして銀杏ちるなり夕日の岡に    与謝野晶子
葛の花踏みしだかれて、色あたらし。この山道を行きし人あり   釈 超空

このエッセイには初めて与謝野晶子のこの短歌を読んだときの感動と、年月を経るにつれてそれよりはるかに地味で、特段の意外性や驚きをもたらすものではない後者の句に惹かれるようになったいきさつが書かれている。

私もいまは山の奥に入ったときに目にする葛の花や萩などに心惹かれるようになった。
去年或る人と高原に行ったとき、少し早すぎてちらほらと咲いていた萩のことが思い出される。

先日詠んだ句  萩のこと思へばさびし空あをく

この高原へは何度も何度も出かけて車に同乗している人もそれぞれだった。
子供は別としてそのほかの人たちはこの二三年の内に他界してしまったが、私にとっては最も大事なひとたちであった。
萩の咲くころに誰かと吟行を兼ねて行きたいものだ。
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by kei9594wa1576 | 2015-09-17 11:29 | 俳句 | Comments(0)